インソールと足の話② -偏平足・ハイアーチとインソールの形-
外反母趾や足底腱膜炎のお悩みをオーダーメード・インソール(入谷式足底板🄬)で解決する、名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所 代表 理学療法士 相谷です。
さて前回、足の3つのアーチについてご紹介しました。この辺りは、最近一般の方もかなり詳しくご存じの方も多いようですが…
【カパンディ関節の生理学】から改変引用
今回は特に『内側縦アーチ』について、掘り下げてご紹介したいと思います。
実は、この『内側縦アーチ』を専門的には3つに分類します。
すべて、大事ではあるのですが、最も大事と言っても過言ではないのが、踵に近い・内側縦アーチの始まりの部分です。
なぜ、ここが大事なのか…ここは、『踵骨しょうこつ』という、いわゆる踵の骨がこの内側縦アーチを形成しているからです。
踵の骨がなぜ大事かというと、歩く時にはほとんどの人が踵から床面についていきます。この踵を着いた後です。
・踵骨が内側に倒れるように体重がかかる人(いわゆる偏平足)
・踵骨が外側に傾くように体重のかかる人(いわゆるハイアーチ)、
さらには…
・早くつま先に体重をかけていく人
・つま先に体重がかかるのが遅く、踵に体重が長くかかる人…
さまざまな体重のかけ方が、この踵骨のつき方次第で、大きく変化してしまうのです。
そしてこのことが、足裏の痛み・疲労感、膝の痛みに大きく影響するのです。
つまり、その踵のつき方・体重のかかり方を『その人その人』に合わせて、どういう着き方に変える必要があるかを判断しなければなりません。
そして、どのように体重をかけたら、『楽に歩けるのか』『痛みが軽減するのか』が分かったら、それを実現するようにインソールの形状を決定します。
という訳で、あいたにインソールとからだの研究所では、『その人その人』に合わせて、踵のつき方・歩き方をインソールにより調整していくのです。そのため、インソールの形状は一様ではありません。インソールによりアーチを支える・持ち上げればよいというものではないのです。
この図を見てください。
■踵が内側に倒れる(偏平足)の場合 →踵の内側をしっかり支える
■踵が外側に傾く(ハイアーチ)の場合 →踵の内側の支えを少なくする
というように、大きく『内側縦アーチ』の根本の部分の形状を変えることが必要になります。
これらは、歩き方などの動きや姿勢を診て、インソールの形状を決定する、入谷式足底板®(入谷式インソール)が得意とするところです。ほとんどの場合、左右同じ厚みのインソールとなることはありません。
他社のインソールを作製したけど、うまく合わない、症状が改善しきらないという方、是非一度、名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所にお問合せ・ご相談ください。
本日も最後までブログをお読み下さり、本当にありがとうございました。
(理学療法士 相谷)