膝の痛み④ -膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)-
膝や足裏の痛み・お悩みをオーダーメード・インソール(入谷式足底板®)で解決する名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所 代表 理学療法士の相谷です。
さて、前回に引き続き、膝蓋下脂肪体についてご紹介します。
最近は、リハビリ関連において、膝の痛みの話題となると、必ずと言ってよいほど出てくるのが
この膝蓋下脂肪体です。前回は、この膝蓋下脂肪体の場所についてお話しましたが、
今回は、その役割や特徴についてです。
この膝蓋下脂肪体は、膝の曲げ伸ばしする際に重要な役割を果たします。
簡単に言えば、
膝を伸ばす際には、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の力を効率よく出すように作用し、
膝を曲げる際には、お皿と太ももの骨(膝蓋骨と大腿骨)の間のクッションとして作用します。
つまり、この膝蓋下脂肪体にトラブルが生じると、
膝がうまく伸びなくなる(大腿四頭筋の出力低下)、伸ばそうとするとお皿の下が痛くなる。
膝を曲げる時に、スムーズに曲がらなくなる。ということが起こってきます。
特に、膝蓋下脂肪体のトラブルにより、膝が最後まで伸び切らなくなっている方も非常に多く見受けられます。
膝を伸ばした時に、この膝蓋下脂肪体の部分が痛む方、ひょっとすると膝蓋下脂肪体が固くなったり、動き・滑りが悪くなっているのかもしれません。
ある研究(Mohamed Jarraya,2018)によると、この膝蓋下脂肪体のトラブルにより、お皿(膝蓋骨)が外側や上の方にずれてしまうということが報告されています。実際、お膝の痛い方で、膝蓋下脂肪体の動きの悪い方を診ると、そのとおりの現象が確認できることが多いです。
このお皿(膝蓋骨)のずれも、膝の痛みの原因として考えられます。つまり、膝蓋下脂肪体が十分に動き、滑りがよい状態となり、お皿の位置もよい状態にすることが、膝の痛みの解決には重要だということがわかります。
先ほど、お伝えしたように、
・膝を伸ばすとお皿の下の方が痛い・つまるような痛み
・膝を曲げていくと膝の前が突っ張る・膝の裏がつまる感じで痛い、正座やしゃがみができなくなってきた
などという方、名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所では、こういった症状の方にオーダーメイド・インソール(入谷式足底板®)や、からだメンテナンスで改善を図ります。
膝の痛みで長い間お困りの方で、この『膝蓋下脂肪体』を押すと意外と痛いという方、とにかく膝の痛みや膝の動きが悪くなったというお悩みの方…
是非一度、名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所にお問合せ・ご相談ください。
本日も最後までブログをお読み下さり、本当にありがとうございました。
(理学療法士 相谷)