膝の痛み② -神経編:伏在神経の痛み-
外反母趾や足底腱膜炎のお悩みをオーダーメード・インソール(入谷式足底板🄬)で解決する、名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所 代表 理学療法士 相谷です。
さて、前回に引き続き、膝の痛みの原因のついてご紹介します。これまで一般に考えられてきた、50歳代以降によく言われる『軟骨の擦り減り』=『変形性膝関節症』についてです。
確かに加齢的変化により少なからず、軟骨の擦り減り・関節の変形は生じると考えられます。ですが、そのうち症状が出ている方は、その20-30%( 阿久根、2010)と言われています。
つまり、関節変形があっても痛くない=関節変形が原因とは『必ずしも』言えない ということが分かってきています。
そこで、最近ではレントゲン写真で骨や関節だけを診るのではなく、筋肉や靭帯、神経などいわゆる軟部組織(なんぶそしき)に目を向けようという整形外科の先生方が、超音波エコー(一般にはお腹などの検査に使用)を用いて、痛みの原因を探索してくださるようになってきました。
骨・関節以外の痛みの一例として、
■伏在(ふくざい)神経の膝蓋下肢(しつがいかし)
が痛みの原因の方もいらっしゃるかと思います。細かいことは難しいので、簡単にその場所と確認方法をお伝えします。
膝のお皿の内側~その少し上のあたりまで、このあたりの筋肉を少し強めに押してみてくだいさい。
痛みを強く感じる方…
このあたりが縫工筋(ほうこうきん)という筋肉であり、その裏側に伏在神経(ふくざいしんけい)が通るため、内ももの筋肉が何らかの形で硬くなったり、歩く時や階段を下る時に、引っ張られたりすることにより、膝の内側~やや下のあたりに痛みを出すということが考えられます。
どうでしょう?この図のあたりが痛むという方で、内ももの筋肉を押すと痛いという方、意外と多いのではないでしょうか?このあたりを揉みほぐすだけでも楽になるかもしれません!
名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所では、こういった筋肉になぜ負担がかかるのか、その根本、つまり歩き方や姿勢、日常生活習慣から原因を探り、それを解決するようなインソール(入谷式足底版®)を作製致します。
長い間、膝の痛みでお困りの方、是非一度、名古屋・長久手のあいたにインソールとからだの研究所にお問合せ・ご相談ください。
本日も最後までブログをお読み下さり、本当にありがとうございました。
(理学療法士 相谷)